ネットで不要品を売却、税金は?(公認会計士・税理士/伊藤弥生)

ネットで不要品を売却、税金は?(公認会計士・税理士/伊藤弥生)

新型コロナ感染症対策で家にいることが多くなると、部屋の整理をしよう、なんて気にもなりますよね。
そんな時に部屋の片隅で見つけた不要品をフリマアプリやネットショップで売却する人もいるようです。

 

フリマとは「フリーマーケット」のことですね。不要になったものをスマホで撮影し、商品の説明文や注意点を入力するだけで簡単に出品できます。
出品されたものはネットで公開され、欲しい人から注文が入ったら梱包して発送、代金はネット上で決済されます。この手軽さが受けて利用者は年々増えているそうです。

 

さて、ここからが本題。
フリマアプリやネットショップで不要品を売却して儲かった場合、税金を納める必要はあるのでしょうか?

 

例えば、不要になった洋服、生活用品や家財用具などを出品して得た収入には、所得税は課されないため税金を納める必要はありません。
ただし、宝石、貴金属や美術品については、売却価格が30万円以下の場合のみ上記の生活用品と同様に扱われ、税金を納める必要はありません。

 

しかし、このような生活用品以外のものを売却した場合、例えば、宝石、貴金属や美術品について売却価格が30万円を超える場合には、売却価格から物品の購入費用や物品の販売時にかかった費用(出品手数料等)を差し引いた売却益に所得税が課税されます。

 

また、部屋の片隅にあった不要品を売却するというレベルを超えて、週末毎に製作している自作のアクセサリリーを販売するとか、継続的に商品を仕入れて販売するというように、売却が継続的・反復的に行われ、利益を得ることを目的としている場合には、フリマアプリやネットショップで売却した場合でも所得税が課税されることになります。

 

例えば、フリマアプリやネットショップでの販売収入で生計を立てているような場合には、事業的規模といえることが多いと思われます。
そうすると、事業所得として所得税が課税されます。
また、そこまで大規模でない場合には、雑所得として所得税が課税されます。

 

収入があるところに課税あり、です。
気をつけてくださいね!

 

公認会計士・税理士/伊藤弥生